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火星の女王 読んだ

火星の女王: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ 早川書房オフィシャルサイトの火星の女王ページです。当サイトでは、ミステリ、SF、海外文学、ノンフィクションの名作から最新刊 www.hayakawa-online.co.jp 2,090円 早川書房オフィシャルサイトで購入する

おはようございます。waturaです。NHKの放送100周年特集ドラマとやらの原作本を読みました。

ネタバレを含む可能性があります。

あらすじ

火星開発が数十年すすんでが火星生まれの火星育ちとかがいるが、まだまだ火星が独立できているとはいえないような時代。レアメタル採掘とかで採算をとるつもりだったがコスパがわるくて、そろそろ火星放棄を考えている時代。
火星によくあるゴミ物質が、実は未知の現象を引き起こす物質だった。未知の現象は、生命の定義に当てはまる現象ではあったので。。。っていう感じですすんでいく。

感想

冒頭のあたりはかなりワクワクして読み始めた。

最近読んでいる小説が無闇矢鱈と冗長な「なろう系」小説である(100万文字とかで検索)というのもあるのだけども、尺がたりていないという感じがすごくした。あと、先月くらいに天冥の標 宿怨を読んでいたので、その濃密さにやられていたというのもあるかもしれない。

とつぜん、解説係がやってきて解説していろいろ解決していく。なんかよくわからないけど、突然怒りに支配されて、なんかしたり。さらっと話がすすんだりして、「あれ?」ってなることが多々あった。それがなんだ。面白いからイイじゃないってするには、ちょっと。。。ってかんじだった。

せっかく面白SF題材がいっぱいあるのに、どれも表層だけで深掘り的な広げ方がないなぁとおもった。なんというか、火星であるという土台以外のSF的要素がほとんど取り換え可能で深く物語とリンクしているという感じにまで行っていなかったと思う。

ドラマ原作にするために、尺が足りないんでしょ?ドラマ原作にするからゴリゴリ深掘り出来ないんでしょ?

上巻はこれで、下巻になるとがらっとN00年時代がすすんだエウロパで、エウロパにもリリの石像があって、みたいな200%増量の完全版 火星の女王 に期待したい。

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